自然を感じる時間、
自由を感じる時間。
テレワークやオンライン授業、
自分の時間と家族の時間のバランス
ライフスタイルが変化し、
家での過ごし方が多様化する中、
「部屋に、もうひとつの部屋をつくる」という
発想が生まれました。
ながく過ごす場所だからこそ、五感をはたらかせ、
のびのびと自然を感じてもらいたい。
ご家族との時間を大切にする方に、
一人の時間も大切にしてもらいたい。
そんな想いで、
誰かにとって特別な“居所(いどころ)”を、
一つひとつ仕立てています。
やわらかな天然杉で、
空間を包む。
石油由来の新建材や合板ではなく、すべて天然の素材で空間を“包む”ことができたら。このような考えから辿り着いたのが、日本人にとって馴染みの深い木材「杉」でした。杉は比較的安価で手に入るため、合板を使わず、天然杉のみですべての面を構成しました。その手ざわりはやわらかく、香りにはリラックス効果があり、毛布のようにやさしく体と心を包んでくれます。そして、時を重ねるごとに深まる木の味わいが、空間への愛着を育んでくれます。
杉は、日本を代表する木材。国産杉をものづくりに生かすことは、日本の森林と林業を守ることにもつながります。
もうひとつの部屋を、
持つということ。
好きな空間に、自在に設置できる、もうひとつの空間。中にはノートPCやテキストをゆったり広げられるデスクがあり、書類や本を並べられる収納棚も備えています。内と外を完全に遮断するのではなく、乳白色の窓や屋根を生かして、程よくお互いの気配を感じられるため、自分の時間に没頭しながらも、外にいる人といつでもコミュニケーションを取ることができます。いつもの部屋に居ながら、もうひとつの部屋と自由に行き来して、日々の選択肢を広げてもらえたら幸いです。
大事な書類やPCを気兼ねなく広げ、仕事に集中。パネルの下にフェルト地を貼っているため、一人で簡単に動かすことができ、使わない時は書類などを収納したまま奥行きを785mmまで収縮することができます。
wood room
IDOKOROの
活用例
-
仕事に集中したい時、部屋の中に仕切りがあることで、気持ちも仕切り直してオン/オフを切り換え。
-
子どものために、勉強がはかどるスペースを。窓があるため家族の気配も感じながら集中できます。
-
秘密基地やガレージにこもる感覚で、ものづくりや読書など、趣味に没頭できる空間として。
-
ログハウスのような寛ぎの時間。同じ部屋に居ながら、一人ですこし気分転換したい時に。
-
子どもがもたれて本を読んだり、木の香りを感じながら遊んだり、 wood roomは外側も、杉の木のやさしい素材感に包まれています。小窓からのぞけば、すぐに顔を合わせることができ、木のぬくもりも、お互いのぬくもりも感じられる、心地よい空間の使い方をかなえていきます。
“天然杉のパネル”を生かして、
さまざまな空間の
可能性が広がっています。
“絵本部屋”として
幼稚園へ
IDOKOROの製作に取り掛かっている頃、ひとつの教室を絵本部屋にするために本棚をつくりたいというご相談をいただきました。そこで、ただの棚ではなく、杉の無垢材を生かしたブース状の空間で、絵本の世界に没頭してもらえる環境を目指しました。合板ではなく天然杉を用いることで、子どもたちに本物の木の匂いや手ざわり、一つひとつ違う木の表情を感じてもらえたら、うれしく思います。
“間仕切り収納”や
“扉”として
リビングの一角を子ども部屋としてリノベーションするときの間仕切り収納としても杉パネルを活用しました。また、脱衣所やトイレの扉を杉パネルにすることで、調湿効果と脱臭効果を得られます。